2026年5月12日火曜日

塩野義製薬が26/3期決算を発表しました

 みなさんこんばんは、IRヘッドの都築です。

塩野義製薬が決算を発表しておりますので、クービビックに関してコメントさせて頂きます。

塩野義製薬(決算説明会資料はこちら

決算説明資料ではクービビックの25年度実績、26年度予想が発表されました。25年度売上高は26億円(1Q:1億円、2Q:3億円、3Q:7億円、4Q:15億円)で通期売上予想25億円を達成しておりました。26年度売上予想は67億円(上期29億円、下期37億円)を示しました。25年度4Q(1-3月)で15億円の売上高を達成していることを踏まえて頂けたらと思います。塩野義製薬は26年3月に精神科領域でうつ病治療薬ザズベイの販売を開始しており、同領域でのクービビックのさらなる浸透にも期待したいです。

当社のクービビックの26/12期売上予想は50-60億円(製品供給+ロイヤリティ)です。1Qで約14億円を達成しており、順調に進捗しております。


引き続きよろしくお願い申し上げます。

2026年5月11日月曜日

GPCR標的プログラムの導出契約(総額MS:275百万米ドル)の進捗

 皆様、こんばんは、IRヘッドの都築です。


本日、GPCR標的プログラムの導出契約の進捗およびシリーズA資金調達への一部出資を発表いたしました(プレスリリース)。こちらは2月12日に発表していたGPCR標的プログラムのライセンス契約締結における進捗として、ライセンス契約先であるベンチャー企業(企業名非開示)が実施するシリーズA資金調達において、著名なヘルスケアに特化したベンチャーキャピタル(VC)2社と共に参加いたします。経済条件も一部開示できる状況となりました。


我々が伝えたい要点は以下の3点です。

1) ヘルスケアに特化したVCと共同で、当社のGPCR標的プログラムの開発を行うためにベンチャー企業を設立、SeriesA資金調達にも参加

2) 最大総額275百万米ドル(約430億円)のマイルストン、段階的ロイヤリティを受領する権利に加え、一部株式を保有、日本およびアジア太平洋の一部地域の権利を保有

3) Eli Lillyによる買収合意が発表されたCentessa社に続くアセット・スピンアウトモデルの確立へ


1) に関して、2月12日発表の進捗として、ヘルスケアに特化したVC2社と共にシリーズA資金調達に参加します。これらの資金により、当社の創薬プラットフォームNxWave™を用いて創製されたGPCR標的プログラムの前臨床試験加速し、グローバルでの臨床試験開始に向けた開発推進が可能となります。

2) に関して、経済条件の一部を開示できました。総額マイルストンも前臨床試験の段階の導出であれば、良い水準感と思っていたけるのではないかと思います。また日本及びアジア太平洋の一部地域の権利も保有できており、将来的な我々のコマーシャル事業にも寄与できる可能性があります。

3) に関して、既に成功例を示したCentessa社(26年3月にEli Lillyと最大78億米ドルで買収合意)に続く同じモデルでの設立となります。このスピンアウトモデルにより、当社はNxWave™から生まれる難易度の高いGPCR標的プログラムをグローバル臨床試験へと加速させる一方で、株式持分、マイルストンおよびロイヤルティを保持することが可能です。今後もこのようなモデルは推進していきたいと思います。


ベンチャー企業名、VC2社含めて開示できず申し訳ありません。
我々としては開示したかったですが、今後進捗があればお伝えさせていただきます。
引き続きよろしくお願い申し上げます。

2026年5月1日金曜日

2026年12月期第1四半期決算を発表

 みなさんこんばんは、IRヘッドの都築です。

 

本日5月1日(金)に2026年12月期第1四半期決算を発表いたしました。
2026年12月期1Q決算は売上収益112.6億円、コア営業利益55.0億円、営業利益32.4億円となりました。
1Qは7件のマイルストンを達成したことが高い進捗率につながりました。
2Q以降も上市製品の売り上げ拡大、複数のマイルストン、新規導入・提携に関してリリースできるように社員一丸となって進み続けてまいります。

 

決算ハイライト

決算短信

最新版のコーポレートプレゼンテーション(5/1更新)

以下ポイントを絞ってご説明します。

 

主要決算数値

詳細な数字は決算短信(リンク)をご覧いただければと思いますが、売上高112.6億円(昨年は66.4億円)、営業利益32.4億円(昨年は21.9億円の赤字)、コア営業利益は55.0億円(昨年は6.3億円の赤字)となりました。
ピヴラッツ・クービビックの売上貢献に加えて、7件のマイルストン達成(Centessa社、Eli Lilly社、Neurocrine社等)が寄与し、売上収益、営業利益ともに大幅な増加を示すことができました。
費用面では、研究開発費は肥満領域のプロジェクトの増加はあったものの、自社臨床試験開発費の減少が寄与し、期初想定通り(通期予想に対する進捗率:25.2%)に進んでおります。販管費に関しても期初想定通り(同:25.1%)です。

 

【売上高、営業損益・コア営業損益】

 


【決算のブレークダウン】

コマーシャル事業はピヴラッツの堅調な売上(29.2億円)、クービビックの売上貢献(14.1億円)、販管費のコントロールにより利益率は大きく増加しており、コア営業利益は約21.6億円(前年同期比+1.2億円)。前年はcenerimodのViatrisへ導出した契約一時金10百万米ドル(約15億円)があったことを踏まえれば、利益率の改善はご理解しやすいかと思います。
プラットフォーム事業はマイルストンによる売上収益が増加、研究開発費の減少が寄与しコア営業利益は約33.4億円(前年同期比+60.0億円)となりました。販管費は一見すると増加に見えますが、バックオフィス人員のプラットフォーム事業への一部移行・統合を昨年実施したことによるもので、予算に対する進捗率は想定通りです。


【ピヴラッツの売上状況】

ピヴラッツは売上高29.2億円(前年同期比21.3%増加)と通期計画(138-142億円)に対し順調な進捗を示しております。例年4Qに患者数が増える傾向にあり、通期計画達成に対する懸念はありません。
クービビックに関しても売上高14.1億円(前年同期比117.6%増加)と通期計画(50-60億円)に対し順調な進捗を示しております。アジア地域では、韓国での販売承認申請を発表(2027年に承認取得予定)、台湾での販売承認取得を発表しております。引き続きAPAC地域でもプログラムの価値最大化に努めてまいります。

 

【2026年のイベントカレンダー】


2026年以降における開発進捗では、Centessa社、Eli Lilly社、AbbVie社、Neurocrine社においてマイルストン達成を報告しました。1Qでは計7件の達成で、堅調な業績を出すことができました。Centessa社に関しては最大78億米ドルでEli Lilly社との買収契約合意が発表されました。Centessa社のORX750はP2試験中であり、Eli Lilly社による開発進展に期待しております。
創薬提携ではEli Lilly社(代謝性疾患領域)、AbbVie社(神経疾患領域)で進捗し、提携がアクティブに進行中であることを示すことができました。
Neurocrine社はNBI-'570(M1/M4作動薬)のP2試験の患者投与開始(22.5百万米ドル受領)を発表しました。Neurocrine社は下期にかけてもムスカリンプログラムの開発進捗が見られる予定で注目です。
今後のイベントでは、引き続き複数のマイルストンが期待できるほか、新規提携・新規導入に関しても注目頂けたらと思います。

 

1Q決算発表以降にアナリスト/機関投資家から頂いた主な質問

1) 研究開発費・販管費の進捗率をどう考えるのか?

会社想定通りの進捗です。下期にかけては株主総会の動画でもご説明したAI+Qプラットフォームのコスト等も見込んでおります。研究開発費は前期比約8億円減少していますが、減少に寄与した要因は、自社臨床試験開発品(EP4作動薬、GPR52作動薬)の約7億円減少、事業再構築に伴う合理化等で約4億円減少、増加に寄与した要因は肥満関連で約2億円増加、為替で約1億円です。

2) ORX750のP2試験結果、レジストレーショナルプログラムの開始は?

Centessa社はEli Lillyと買収合意を発表しており、Eli Lillyによる進捗発表を我々も待っております。大きな金額での買収(最大78億米ドル)が実施されたことも踏まえれば、一般的に考えてブレーキが踏まれることはなく、アクセルが踏まれると考えております。アップデートがあれば報告させていただきます。直近のEli Lillyの1Q説明会では、引き続きベストインクラスの可能性は言及しましたが、データや開発計画に関するアップデートはありませんでした。

 3) 1Qでマイルストン達成が7件とのことだが、AbbVie、Lillyも全額入っているのか?

AbbVie等は1Qに一部が計上されております。1Qに一括で計上したものではなく、2Q以降も一部が計上されます。

4) Lucerastatの開発計画に関して教えてください

Lucerastatは競合薬の状況をみつつ計画を前進させています。進捗があり次第報告させてください。外部環境の変化をお伝えさせて頂くと、Lucerastatの開発元のイドルシア社は2026年2月にファブリー病に対するP3試験のプロトコルを発表しております。2026年2月に競合薬のSanofiのVenglustatは2本のP3試験(対象:ファブリー病)のうち1本のP3試験結果が報告され、主要評価項目が達成できなかったと報告しております。

5) Vamoroloneの開発状況に関してアップデートを教えてください

PMDAとの協議を予定しており、26年2Qには見通しが立つのでお待ちいただけたらと思います。仮にブリッジング試験が必要な場合でも、大規模にはならないと考えており、今期ガイダンスの研究開発費において十分賄えると思っております。1Qにおける研究開発費も期初想定通りの進捗率です。

 6) EP4作動薬、GPR52作動薬の導出状況に関して教えてください

GPR52作動薬、EP4作動薬共に複数社と交渉中です。進捗があり次第報告させてください。P1試験ながら有効性のシグナルが見えていることが、強みだと再認識してきております。このあたり含めて進捗があり次第、ご報告させてください。


引き続きよろしくお願い申し上げます。