QVM149 - フェーズⅡの試験成績発表

5月22日、ノバルティス社が、当社が導出したグリコピロニウム臭化物を含む喘息治療候補薬QVM149のフェーズⅡ試験の主要成績を発表しました。　この発表はFierceBiotechでも「ノバルティス社の喘息治療配合剤、フェーズⅡでGSKのアドエアを破る」のタイトルで掲載され、5月22日掲載記事のトップストーリー第2位でした。

Novartis' asthma triplet beats GSK's Advair in phase 2 trial

Wednesday, May 22, 2019

Novartis’ triple combination asthma candidate QVM149 has beaten GlaxoSmithKline’s Advair in a phase 2 trial. The study linked QVM149 to statistically significant improvements in lung function, leading Novartis to talk up its potential to improve outcomes in uncontrolled asthma. 　

「ノバルティス社の三剤配合の喘息治療候補薬QVM149は、フェーズⅡ試験でグラクソスミスクライン社のアドエアを破った。この試験結果により、QVM149が統計的に肺機能を改善することが示され、コントロール不良の喘息の改善の可能性について同社の期待が高まるであろう」（当社参考訳）

記事詳細はこちらをご覧ください。また、当社ウェブサイトの「知識」のページにも主な調査結果を掲載しています。

サイエンス誌に論文掲載

当社結晶学部門ヘッドのAndrew Doréの論文が5月9日、サイエンス誌に掲載されました。

”Molecular basis for high affinity agonist binding in GPCRs”（GPCRに結合する高親和性作動薬のための分子基盤）と題するこの論文はMRC分子生物研究所のTony Warne、Patricia Edwards、Andrew Leslie、Chris Tate（Heptares Therapeuticsの共同創業者）との共著によるものです。Cell、Natureと並びライフサイエンス分野においては最高峰の学術誌に掲載されたことは大変うれしいニュースです。

当社ホームページの「知識」にも概要を掲載していますのでご覧ください。

（サイエンス誌サイトはこちら）

当社研究施設がOAS ディベロップメントアワードの最終選考へ

英国ケンブリッジ、グランタパークにある当社研究施設（Steinmetz building）がOASディベロップメントアワード「ロンドン外の35,000平方フィート以下の優れた施設」の最終選考に残りました！　明日、4人のジャッジが実際に視察を行い、6月14日に受賞者が発表されます。

 Steinmetz building 外観