2019年1月31日木曜日

株式会社そーせい オラビ錠の発売開始を発表

口腔咽頭カンジダ症治療薬「オラビ錠口腔用50mg」の発売開始を本日発表しました。
オラビは、当社にとって4つ目の製品であります。(他Seebri, Ultibro, NorLevo)

当社はGPCRを標的とした創薬に注力し、研究開発を英国で行っておりますが、それだけには留まりません。
オラビの発売開始は、東京を拠点とする株式会社そーせいの尽力によるものです。
そーせいは、2011年に本剤の日本における独占開発販売権をフランスのBioAlliance社から取得しました。この度の発売開始は、約7年にわたる開発努力の結果であります。

先進的な創薬技術を持つバイオ医薬品企業は多数存在しますが、優れた開発能力を持つことが当社が一線を画する点であると考えます。開発チームがあるからこそ、価値の高いプログラムを自社開発パイプラインとして留保することもできます。
そして当社には、4つの上市を果たした成功体験があります。

株式会社そーせいは、今後Heptaresとの連携を一層強め、日本市場を対象としたGPCR候補薬の開発も進めていく計画です。

2019年1月8日火曜日

AstraZeneca社から、第Ⅱ相マイルストンを受領

AstraZenecaとの提携パイプラインであるAZD4635の、第Ⅱ相臨床試験入りを発表しました。
これにより、15百万ドルのマイルストン支払いを受けます。
当プログラムは、投資家の皆様からの期待も高く、第Ⅱ相入りが待ち望まれていました。
2019年始に、このニュースをお届けできたことを嬉しく思います。

当化合物AZD4635ですが、簡単にご説明致します。
まずAZD4635は:
- がん治療候補薬である
- 対象となるがんの種類は未定である(臨床試験を通じて特定していく)
- 単剤、およびAZ社のPD-L1抗体ディルバルマブとの併用試験が行われている

メカニズムですが、
がん細胞は、アデノシンを産出することで、免疫システムを回避する能力があります。
アデノシンはA2A受容体に作用することで、免疫システムの活性化を阻害します。
(A2A受容体ががん細胞を検知する「レーダー」であるとすると、アデノシンはレーダーの働きを阻害する物質と言えます)
AZD4635は、A2A受容体がアデノシンに反応しないよう働きかけることで、抗がん反応を高める効果を持ちます。

今後各化合物のメカニズムに関しても、当社HP「知識」コーナーなどに掲載していきますので、宜しくお願い致します。

JP モルガン ヘルスケアカンファレンスに参加しました

CFOのクリスカーギルが、サンフランシスコで開催されたJP Morgan Healthcare Conferenceにて、プレゼンを行いました。
約9,000人、450社以上が参加する当カンファレンスは、ヘルスケア業界にとって最も重要なカファレンスと言っても過言はありません。各社が最新の技術等を発表するだけでなく、提携などの商談も行われます。
当社のプレゼンでは、当社の強みや戦略に加えて、アストラゼネカからのマイルストン受領を発表致しました。
当時のプレゼンは、当社HPよりご覧頂けます。

(以下JP Morganホームページより)