2024年6月27日木曜日

AbbVie社との提携における進捗で10百万ドルを受領

 みなさんこんばんは、IR&コーポレートストラテジー部長の田原です。

今朝のリリースの通り、神経疾患をターゲットとしたAbbVie社との創薬提携で、マイルストンを達成しました。これにより当社は10百万ドル(約16億円)を受領いたします。本マイルストンは、2024年12月期第2四半期に一括で受領しますが、複数年に分けて収益計上をする予定です。

AbbVie社とは2022年8月から神経疾患の創薬提携をスタートしていますが、今回は神経疾患領域の提携における初めての進捗となります。(提携開始のプレスリリース

今回達成した具体的な内容やターゲットとなっているGPCRの詳細は残念ながらお話しすることはできませんが、研究段階ではあるものの着実にプロジェクトが前に進めたことを一同喜んでおります。

AbbVie社は神経疾患における研究開発を強化しており、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患だけでなく、統合失調症などの精神疾患についても注力しています。ご存じの方も多いかと思いますが、昨年にはパーキンソン病治療薬や統合失調症治療薬のEmraclidine(ムスカリンM4-PAM)を開発しているCerevel社を約90億ドル(約1.4兆円)で買収しています。

ここ10年で見ると、AbbVie社はがんの次に中枢神経系のライセンシング活動に費用をかけており、今後も当社との提携をはじめAbbVie社がこの領域に注力していくことが期待されます。

2014~2024年におけるAbbVie社の疾患領域別のディール額の割合

出所:Evaluate pharmaより当社分析


また、昨日は遅い時間にも関わらず、多くの方に説明会にご参加いただきましてありがとうございました。普段直接お話する機会がない個人投資家の皆さまと交流することができ、CFOの野村も非常に喜んでおりました。7月に参加を予定している大阪でのイベントをはじめ、今後もこのようなイベントを継続的に開催をしていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。なお、口頭・文面でいただいた質問とその回答はまとめて本ブログでご紹介したいと思います。

今後とも、どうぞよろしくお願いします!