みなさまおはようございます、CFOの野村です。
9日の朝(米国時間)に、ニューロクライン社がカンファレンス(J.P. Morgan Healthcare Conference)でプレゼンテーションを行いました(参考)。資料に目新しさはありませんが、M4作動薬や他のムスカリン作動薬も含めていくつかコメントがありましたので、ご紹介します。M4作動薬と似たメカニズムの開発品を持つKaruna社とCerevel社が、昨年末立て続けに大手製薬企業に買収されたこともあり、ニューロクライン社の時価総額も2兆円を超えるなど、多くの投資家からの期待を集めています。
- (今年予想される5つのフェーズ2試験結果の中で)M4作動薬のフェーズ2試験の結果は一番期待しているものの1つです。同じメカニズムの薬を開発しているKaruna社とCerevel社は、ブリストルマイヤーズスクイブ社とアッヴィ社に買収されましたが、この2社のおかげでM4作動薬が精神症状に重要な役割を果たしていることが分かりました。(I would say one of the most exciting readouts that we're looking forward to is our M4 agonist. That's in Phase 2 clinical trials. I think two companies, Karuna and Cerevel, I guess we can call them now BMS and AbbVie. But Karuna and Cerevel did a marvelous job in really showing the industry that there – the M4 agonizing that receptor system has a real role to play in psychiatric conditions.)
- ムスカリン系には複数の受容体のタイプがありますが、当社はM1作動薬、M4作動薬、さらには拮抗薬までカバーしています。M4作動薬に続き、M1作動薬、M1/M4作動薬、さらにはM4-preferring作動薬(M1活性もあり)と、M1-preferring作動薬(M4活性もあり)も持っています。(But the muscarinic system is a number of receptors, and we are going to explore every different type of an M1 agonist, M4 agonist and even antagonism here. So, what you see that we have in our pipeline is behind the M4 specific agonist, we have M1 specific agonist, we have balanced M1, M4 agonists. We have an M4 preferring agonist that has M1 activity and an M1 preferring agonist with M4 activity.)
資料にもある通り、ニューロクライン社はM4作動薬のフェーズ2試験の結果を、今年の後半に発表するとしています。
今後とも、どうぞよろしくお願いします!