年末にリリースの通り、先週の1月9日~12日に第41回J.P.モルガン・ヘルスケア・カンファレンスがサンフランシスコで開催され、当社はCEOのクリスが11日にプレゼンを行いました(資料と動画はこちらをご覧下さい)。このカンファレンスはヘルスケア業界で最大のカンファレンスの一つで、今年は3年ぶりのリアルでの開催となりました。当社もプレゼンのみならず、複数のチームに分かれて製薬企業、バイオ企業、海外投資家と多数のミーティングをすることができました。
また、今回のカンファレスでは、パートナー企業からも我々が関連するプログラムについて、いくつかの発表やQ&Aでの言及がありました。主なポイントは以下の通りです。
PF-07081532(Ph2b試験中)を含むGLP-1作動薬について
- 市場全体が$90Bn(約12兆円)に成長すると期待されるGLP-1作動薬のうち、ファイザー社の化合物は$10Bn(約1.3兆円)の売上げとなりえる
- 競合の化合物(リリー社のもの)と異なり、ファイザー社の化合物は「フルアゴニスト」であり、適切に用量を上げることで、より高い効果が見込めると期待している
- (他社から遅れての上市になるのでは?という質問に対し)試験は非常に早く進んでおり、他社に先んずるとは言わないまでも、変わらないタイミングを目指している
- コロナワクチンでは通常8年かかることを8カ月で達成した。そして、GLP-1作動薬についても同様のことを考えている(”this is the same clinical development machine”)
●ニューロクライン社(資料)
NBI-1117568(M4作動薬/Ph2試験中)、NBI-1117570(M1/M4作動薬)、M1作動薬
- NBI-1117568(M4作動薬)に続いて、いくつかのムスカリン作動薬の臨床試験が開始されることで、ムスカリン作動薬のフランチャイズを拡大する予定
- NBI-1117570(M1/M4作動薬)の開発コードが確定し、臨床試験開始が今年達成予定の目標に
今後とも、どうぞよろしくお願いします!