みなさんこんにちは、IRヘッドの都築です。
米国時間5月28日に当社提携先のニューロクライン社が米国臨床精神薬理学会2025(ASCP2025)でM4作動薬NBI-1117568のP2試験の詳細結果を発表しました(Link)。
提携先のデータではありますが、ファクトベースで情報をお伝えします。
新たな有効性に関するデータとしてはCGI-S Scoreの経時的な変化であったと思います。
以前公表のデータ(Link,p20)では投与6週後に0.7pt改善(NBI’568群-1.2pt vs Placebo群-0.5pt)を示しておりました。今回の発表では投与2週後で有意差が確認できる経時的な変化も示されました。P3試験の主要評価項目であるPANSS Total Scoreのみならず、CGI-S Scoreでもしっかりと有意差のあるデータが再度認識された点はよかったと考えます。
ちなみにBMS社のCobemfyのP3試験(EMERGENT-3)のCGI-S Scoreは投与5週後で0.5pt改善(Cobemfy群-1.1pt vs Placebo群-0.6pt)を示しておりました(Link)。
本日コーポレートプレゼンテーション資料(Link,p23)も更新しております。
新たにQuviviqに関して弊社に寄与する利益イメージ図を作成しております。
これは2030年ビジョンの利益率30%以上を提示している上で重要な要素の一つです。
Quviviqの現状の売上構成は製品供給とロイヤリティですが、近い将来はさらに原価低減効果による利益も享受できると想定しております。
塩野義製薬は当面の売上目標が200億円と説明会で言及しておりますが、この金額感から踏まえた当社への利益イメージを持っていただけると2030年ビジョンの利益率(30%以上)に寄与することがわかっていただけるかと思います。
このような形でもアップデートあれば適宜お伝えさせていただきます。
今後とも、宜しくお願い申し上げます。
都築