2021年3月24日水曜日

株主総会を開催しました

みなさんこんにちは。
IR&コーポレートストラテジー部長の野村です。

 

本日の10時から株主総会を約1時間半開催させていただき、決議事項の「取締役6名選任の件」は原案のとおり承認可決されました。議決権を行使いただいた株主の皆様、ご来場いただいた株主の皆様、どうもありがとうございました。このような環境下ですのでご来場を控えていただいた株主様も多く、約30名の株主様にお越しいただきましたが、最大300名収容可能な会場でしたので十分に距離が取ることができました。また、2日後の26日には「投資家向けオンライン説明会」を予定しております。今回、ご来場が難しかった皆様も、是非ご参加いただければと思います。

 

一方で、総会では20問以上の活発な質疑をいただきました。こちらの内容は明日以降に改めてブログではなく、ホームページに公開させていただく予定です。総会に関連した資料として、本日は以下をアップロードしています。

 

第31回定時株主総会 資料
第31回定時株主総会 動画
31回定時株主総会決議ご通知

 

総会資料では、決算説明会資料から主にムスカリンプログラムとESG関連のスライドを追加しました。ムスカリンプログラムは年初のJ.P.モルガン・ヘルスケア・カンファレンス以降、複数の提携候補先とコンタクトしていることもあり、今回追加した以上の詳細をお示しできない点が心苦しいのですが、本スライドをもって進捗のご報告とさせていただければ幸いです。ポイントとしては、2021年内にムスカリンプログラムの導出を目指す点、また期待が高まっているM4作動薬は2022年上半期のPhase2験開始に向け、投資を加速していく点になります。尚、M1作動薬について2021年内に優先的に開発するプログラムを決定させる点は今年の1月5発表資料から方針の変更はありませんが、こちらも着実に進める予定です。

 











また、ESG関連のスライドではサステナビリティポートの内容から、「創薬産業の効率化」にライセンス金額ランキングを追記しました。これは某証券会社の方から最近教えていただき、我々もEvaluatePharmaという製薬・バイオで有名なデータベースを使って自社で調べたところ、2015年以降の我々のライセンス金額の総計は、世界の全製薬・バイオ企業の中で第7位という結果でした(ちなみにトップ3は、1位:アストラゼネカ、2位:第一三共、3位:Ionis Pharmaceuticals、という順番でした)。あくまでデータベースの数字なこと、また総計の中でも大きいムスカリンプログラムは返還されたことは割り引いて考える必要はありますが、我々が非常に価値の高く、効率的な創薬エンジンを持っていることを感じていただければありがたいです。尚、もう一枚追加させていただいた「ESGにおける3つの要諦」は特にCEOの田村が口頭で本音を述べていますので、ご興味があれば動画と合わせてご覧いただければと思います。


 









今後とも、どうぞよろしくお願いします!

2021年3月11日木曜日

Formosa社がPhase3試験を開始しました

みなさんこんばんは。
IR&コーポレートストラテジー部長の野村です。

 

本日リリースの通り、Formosa社が開発するAPP13007Phase3試験が開始され、これに伴って我々は2.5百万ドルのマイルストンを受けとります。APP13007100%子会社だったアクティバス社の独自の特許技術(ナノ粉砕化技術:APNT)から生み出された開発品ですが、2017年にアクティバス社の全株式が台湾のFormosa社に譲渡されたことで、現在はFormosa社の開発品となっています。今後開発が進めば、我々は更にマイルストンやロイヤルティを受け取る可能性があります。尚、今回も含めてFormosa社からの全収入は、「アクティバス社の株式を譲渡した時の対価の一部を後から受け取っている」という会計処理になりますので、原則として売上ではなく金融収益に計上されます。分かりにくくて申し訳ないのですが、APP13007が我々のパイプラインのリストないのもこのような背景からになります。尚、アクティバス社に関連するこれまでの主なニュースは、以下の通りです。

 

20106月 アクティバス社を完全子会社化
20116月 アクティバス社が岐阜薬科大学と共同研究を開始
20142月 アクティバス社が前臨床試験開始
20178月 アクティバス社をFormosa社に株式譲渡
20197月 Formosa社が臨床試験を開始(マイルストン:2.5百万ドル)
20213月 Formosa社がPhase3試験を開始(マイルストン:2.5百万ドル)

 

APP13007 はアクティバス社の独自技術を活用したステロイドのナノ粒子製剤で、今回、白内障手術後の眼内炎と疼痛を対象に370名規模のPhase3試験を開始しました(参考)。APP13007Phase3試験という最終開発段階に進んだことは、一部なりともその研究開発に携わっていた我々にとっても大変嬉しいニュースであり、また将来的にAPP13007が上市して、年間約300万件(参考)と言われる米国で白内障手術を受けられる患者様に、少しでもお役に立つことを一同願っています。

 

今後とも、どうぞよろしくお願いします!

2021年3月10日水曜日

オンライン説明会のご案内

みなさんこんにちは。
IR&コーポレートストラテジー部長の野村です。


先ほどリリースの通り、以下の通りオンライン説明会を開催させていただく予定です
主に個人投資家様向けですが、どなたにご参加いただいても構いませんし、人数制限もありません。
是非お気軽にご参加いただければと思います。

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  1. 日時              :2021年3月26日(金) 18:00~19:30
  2. 開催内容     :プレゼンテーション(約30分) + 質疑応答(約60分)
  3. スピーカー:代表執行役会長兼社長CEO 田村 眞一、IR&コーポレートストラテジー部長 野村 広之進
  4. 配信方法     :Zoom ウェビナー
  5. 参加方法     :URLより参加お申し込みください。 https://zoom.us/webinar/register/WN_5aCZ2SFIQTeA3Q19mBv_fg
  6. 質疑応答     :視聴画面よりテキストでいつでもご質問いただけます。この機会にご遠慮なく、どんなことでもお気軽にご質問下さい。
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リリースにも書かせていただいた通りですが、皆様よくご存じの通り、コロナウイルスの流行に伴って各種説明会の対面での開催が難しい状況にあります。今回、これらを少しでも補うため、オンラインでの説明会を開催させていただくことになりました。説明会の全体は90分とやや長めですが、特にQ&Aを約60分と長くとって、できるだけ皆様のご疑問にお答えさせていただきたいと思っております。また、日中にお仕事をされている方のご都合も考慮し、今回は平日夜の開催とさせていただきました。ご都合が合わなかった方には申し訳ありません。

そもそも我々のようなバイオベンチャーが取り組む「創薬」は、一般になじみが深いとはいえない事業内容で、元々からして専門用語も多く、加えて我々で言えば"GPCR" "StaR" "構造解析"などのより細部の説明がどうしても必要になります。今回はこれらを含めて、出来るだけ分かりやすく当社事業をお伝えして皆様のご理解を深めていただくのと同時に、我々も皆様に普段のご疑問を教えていただくことで、今後のIR活動を改善していければと思っております。その意味でも、疑問に感じたことはどんなことでも、是非、ご質問いただければありがたいです。


今後とも、どうぞよろしくお願いします!