みなさんこんばんは、IRヘッドの都築です。
本日5月2日(金)に2025年期第1四半期の決算を発表いたしました。
以下ポイントを絞ってご説明します。
主要決算数値
詳細な数字は決算短信(リンク)をご覧いただければと思いますが、売上高66.4億円(昨年は46.1億円)、営業赤字21.9億円(昨年は30.8億円の赤字)、コア営業利益は6.3億円の赤字(昨年は9.3億円の赤字)となりました。
クービビックの売上貢献開始、ヴィアトリス社へのCenerimodの日本・APAC権利の譲渡10百万米ドルなどにより収益は増加、費用面では研究開発費が増加しました。
【売上高、営業損益・コア営業損益(決算短信:P4、コーポレートプレゼンテーション:P33)】
【決算のブレークダウン(コーポレートプレゼンテーション:P34)】
コマーシャル事業(NPJ/NPK)はピヴラッツの堅調な売上、クービビックの売上寄与開始、ヴィアトリス社へのCenerimodの日本・APAC権利の譲渡に加え、販管費のコントロールによりコア営業利益は約20.3億円(前年同期比+19.4億円)と大きく改善しました。
プラットフォーム事業(NPC/NPU)は主に研究開発投資の増加が寄与しコア営業利益は約-26.6億円(前年同期比-16.4億円)となりました。
ノンコア費用はIPJ/IPK買収に伴う非現金もしくは一時的支出費用は改善し約15.7億円(前年同期比-5.8億円)となりました。全体として対社内計画比で順調な進捗を示した決算となり、特にコマーシャル事業の堅調さが際立った決算だったと思います。
【ピヴラッツの売上状況(決算短信:P5、コーポレートプレゼンテーション:P21)】
ピヴラッツは売上高24.1億円(前年同期比5.5%増加)と通期計画(130-140億円)に対する進捗率は低く見えますが、例年1Qは弱い傾向にあり、対社内計画通りの水準です。
2025年に見込まれるイベント
【2025年に見込まれるイベント(コーポレートプレゼンテーション:P14、P17)】
2025年5月1日にはM4作動薬NBI-1117568(NBI'568)のP3試験開始が報告されました。昨日のブログでも説明していますが、ムスカリンプログラムは複数の臨床試験開始も控えており、大きな進捗が見える1年となります。
また患者対象の臨床結果としては、自社開発品EP4拮抗薬NXE’732のP1b試験含め最大6品目の結果公表が期待されます(コーポレートプレゼンテーション:P14)。
今後とも、どうぞよろしくお願いします!