みなさんこんにちは。
IR&コーポレートストラテジー部長の野村です。
先日のリリースにあったスケジュールの通り、本日(7月27日)新たな新株予約権付社債(以下、CB)の発行と払込そして昨年発行していたCBの買入消却が予定通り完了しました。CBの発表の少し前から本日の完了までは、規制上、本ブログの更新はできない状況にあった点をお詫び致します。ここで、この期間にCBに関して多くいただいていたご質問について、この場でも簡単にご説明させてください。
Q1. 調達した約300億円の使い道は?
A1. 約200億円を前回CB(2020年6月発表)の買戻しに、約100億円を戦略的成長投資に充てる予定です。この約100億円の資金使途は前回CBと全く同じものになります。尚、この新たな100億円を加えると、我々は戦略的成長投資を裏付ける約 500億円の現預金を確保することができました。これらはひとえに投資家の皆様のご支援のおかげです。詳細は発行条件決定のリリースのP1やP4も参照下さい。
Q2. 前回160億円で発行したCBの買戻しに約200億円を使ったので、損益計算書上で差額の40億円分の損失が発生するのか?
A2. リリースに業績への影響が記載されていないように、そのような損失は発生しません。
Q3. 今回のCBを発行するメリットは?
A3. 大きく以下の3点になります。カッコの矢印が(前回→今回)の比較になります。詳細はリリースのP3もご参照下さい。
- 前回CBから金利を下げつつ返済期限を延ばせること(年間金利:0.5% → 0.25%、投資家の繰上償還請求権:2022年7月 → 2024年7月...等)
- 転換価格の上昇により希薄化が抑制できること(転換価格:1,834円 → 2,235円...等)
- 投資家ニーズの拡大でその他の発行条件も改善できること(アップ率:15.0% → 22.5%、その他各種条件...等)
Q4. 今回の調達はM&Aなどが実際に進展していることを示していますか?
A4. これは申し訳ないのですがコメントを控えます。以前から開示の通り、戦略的成長を実現すべく全力で取り組みを行っています。
また、このブログの更新できない時期にあった InveniAIとの提携やCerevel社のM4 PAM(我々のHTL16878と類似のメカニズム)の統合失調症患者に対するPh1試験のポジティブな結果なども、またどこかでご紹介できればと思っています。
尚、こちらでリリースの通り、2Qの決算説明会について、3月の投資家向けオンライン説明会と同様に、どなたでもご参加できる形で開催させていただくことになりました。是非お気軽にご参加いただければと思います。
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日時 :2021年8月12日(木) 17:00~18:00
開催 :2021 年 12 月期第 2 四半期決算説明 及び 質疑応答
スピーカー :代表執行役会長兼社長 CEO 田村 眞一
執行役 COO 兼 CFO クリス・カーギル
IR&コーポレートストラテジー部長 野村 広之進
配信方法 :Zoom ウェビナー
参加方法 :URLより参加お申し込みください。 https://zoom.us/webinar/register/WN_3IfsloawQkOlOmHlkB1AoQ
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今後とも、どうぞよろしくお願いします!
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【2021年12月期に発表した進捗(主に今期収入と関連するものを抜粋)】
(発表日) (内容) (今期の売上高と関連する部分)
5月19日 (参考)/2Q ファイザー社が臨床試験を開始 マイルストン:5百万ドル
6月23日 (参考)/2Q バイオヘイブン社との開発品の臨床試験を開始 マイルストン:非開示
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