2026年2月13日金曜日

2025年12月期本決算を発表、2026年12月期ガイダンスも開示

みなさんこんばんは、IRヘッドの都築です。


本日2月13日(金)に2025年12月期本決算を発表いたしました。
2016年3月期以来、約10年ぶりに業績予想ガイダンスも同時に発表しました(決算短信)。
2026年12月期は売上収益33,800~48,800 百万円、コア営業利益7,800~22,800百万円、営業利益700~15,700百万円のレンジ予想を発表しました。


今回のガイダンス公表はネクセラファーマとして、創薬において高付加価値を生み出すプラットフォーム事業と安定的な収益を生み出すコマーシャル事業を軌道に乗せ、黒字化を安定的に示せる企業への変化を示す第一歩であると思っております。
会社として変わる姿、経営陣の覚悟を示し、2030年ビジョン(売上高500億円、営業利益率30%以上)、国際的なリーディングバイオ医薬品企業に向かって社員一丸となって進み続けてまいります。


決算ハイライト

決算短信

最新版のコーポレートプレゼンテーション(2/13更新)


同日発表

役員報酬の減額に関するお知らせ

個別決算(日本基準)における連結子会社株式評価損に関するお知らせ

役員の異動に関するお知らせ

以下ポイントを絞ってご説明します。


2026年12月期ガイダンス

 決算短信では売上収益、コア営業利益、営業利益をレンジで出しましたが、より透明性を示すため下限値予想におけるセグメント別のブレークダウンも説明会資料に開示しております。
プラットフォーム事業では売上収益143億円、コア営業利益1億円、コマーシャル事業ではコア営業利益77億円の予想を示しました。プラットフォーム事業では
現時点で合理的に予想される既存パートナーからのマイルストン収入(約125億円)を見込んでおります。コマーシャル事業は昨年と比較してもさらに安定的な黒字を示しており、中長期的にはさらなる拡大が期待できます。業績予想の上限値は、下限値に加えて重要な新規提携に伴う一時金を見込んでおります。


【売上高、営業損益・コア営業損益(決算短信:P1)



主要決算数値(2025年12月期)

詳細な数字は決算短信(リンク)をご覧いただければと思いますが、売上高296.2億円(昨年は288.4億円)、営業赤字84.6億円(昨年は54.2億円の赤字)、コア営業赤字は3.5億円(昨年は36.1億円の黒字)となりました。
売上収益では、上市済製品において、ピヴラッツ®が当連結会計年度は前連結会計年度に比べ6.8%増加の135.1億円、クービビック®が当連結会計年度は前連結会計年度に比べ223.9%増加の43.3億円と好調に推移しました。一方でマイルストン収入では達成件数が当連結会計年度7件と前連結会計年度5件に比べて増加したものの、金額ベースでは前連結会計年度と比較して32.8億円減少しました。
販管費及び一般管理費は経費削減に取り組んだことにより前期比7.9億円減少したものの、研究開発費は臨床試験段階のパイプライン、肥満・代謝性疾患領域への研究開発投資の増加、及び円安の影響により、前期比26.5億円増加したことにより、営業利益は84.6億円の損失となりました。税引前利益は金融費用にお いて社債の条件変更に伴う費用、取得した事業の研究開発進捗に伴う条件付対価評価損を計上したことにより149.5億円の損失となりました。


【売上高、営業損益・コア営業損益(決算短信:P9)


【決算のブレークダウン】



【ピヴラッツ、クービビックの売上状況(決算短信:P10)


ピヴラッツは売上高135.1億円(前年同期比6.8%増加)、26年計画は138-142億円、クービビックは売上高43.3億円(前年同期比223.9%増加)、26年計画は50-60億円です。2025年は両製品ともに期初計画を達成いたしました。クービビックは2025年2月に台湾においてHolling社と提携、2026年半ばに上市の見込みです。韓国では2026年1月にP3試験で良好な結果を報告しており、26年1Qにも承認申請を計画しております。


2026年に見込まれるイベント



【2026年の目標】


2026年に見込まれるイベントでは、提携パートナーの臨床試験開発進捗に加え、昨年導出には至らなかったGPR52作動薬(対象:統合失調症)、EP4作動薬(対象:炎症性腸疾患)に関して導出を目指します。説明会資料にも記載していますが、既に競合(複数社)でのライセンス交渉が進行中です。
Neurocrine社、Centessa社による開発状況に関しては過去のブログもご参照ください。上記の開発が順調に進めば2026年末の当社のパイプラインには後期開発段階のパイプラインがより充実する状況となる予定です。


説明会の際に頂いたアナリストからの主な質問

1) 営業利益予想の下限値7億円の根拠を教えてください

業績予想の下限値は、上記の製品売上高に加え、現時点で合理的に予想される既存パートナーからのマイルストン収入(約125億円)、ならびに研究開発費および販売費及び一般管理費のコスト削減(前年から約35億円)を前提としています。マイルストンに関しては提携パートナーが既に進めることを説明しているマイルストンを主に、そこからさらに一部を割り引いてボトムケースを出しています。もちろんパートナーの進捗によるところは確かに依然あるものの、確度はかなり高いと考えています。販管費に関しては引き続きコスト効率化を進めておりますが、削減のインパクトとしては年間を通して下期により示されると説明しました。


2) 営業利益予想の下限値から上限値の150億円の要素を教えてください

重要な新規提携に伴う一時金を見込んでおります。説明会資料でもGPR52作動薬(対象:統合失調症)、EP4作動薬(対象:炎症性腸疾患)に関して既に大手製薬企業を中心に複数社でのライセンス交渉が進行中です。EP4作動薬に関してはインドメタシン負荷試験の中間解析が完了しており、説明会では大手5社以上とコミュニケーションをしていると説明させていただきました。


3) 肥満関連の開発品における差別化は?

肥満領域においてやはり経口薬によるベストインクラスで差別化を狙っております。肥満薬は開発パイプラインは多いですが、経口薬によるパイプラインは依然少なく、アンメットニーズも残る領域であると理解しております。どのくらい力を入れているのかという観点では、説明会資料における研究開発費の増減分析において昨年比約14億円投資を増加させております。代謝・肥満領域ではEli Lillyと創薬提携も実施しており、2026年はこれらの開発品の進捗も期待できると思います。


4) vamoroloneの開発状況に関して教えてください

PMDAとの協議を予定しており、26年2Qには見通しが立つのでお待ちいただけたらと思います。仮にブリッジング試験が必要な場合でも、大規模にはならないと考えており、今期ガイダンスの研究開発費において十分賄えると思っております。説明会資料では新たにvamoroloneに関してAPACでの導出に向けて進めていることを開示しております。



引き続きよろしくお願い申し上げます。