2026年1月8日木曜日

DMD治療薬 vamoroloneのライセンス契約締結

皆様、こんばんは。IRヘッドの都築です。


本日1月8日(木)にDMD治療薬vamoroloneの開発、製造および商業化に関するライセンス契約(導入契約)を締結しました(プレスリリース)。vamoroloneは既に米国、欧州連合、英国、中国において承認・上市されており、我々は日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドにおける権利を獲得しました。vamoroloneはステロイド治療の弱点(骨代謝・成長抑制・白内障等)を克服し、既存ステロイド治療を置き換える可能性があります。Pivlazとの販売シナジーも非常に高く、約7割が同じ病院での処方となると考えております。2030年ビジョンの達成にむけ大きく前進し、お待たせしていた後期開発品の導入を報告することができ嬉しく思います。

本日のリリースに関して2026年1月9日午前11時から会社説明会も開催予定(登録はこちら)です。


本日リリースでお伝えしたい要点は以下の3点です。

1)日本以外に一部のアジア太平洋地域においても権利を獲得

2)核酸医薬とも併用され、既存ステロイド治療を置き換える可能性

3)2030年ビジョンの達成に向け大きく前進


日本以外に一部のアジア太平洋地域においても権利を獲得

・今回の契約により日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドにおける権利を獲得しました。APACにおける一部権利も獲得できたことで、APAC領域に展開できる開発品が3品目となりました。経済条件において特筆すべきは、ロイヤルティであり、同支払いは10%台前半から始まる段階的ロイヤルティです。既に海外で上市されている治療薬の導入品目としては、一般的に我々にとってかなり良い経済条件のディールとなったと考えております。

取引条件
契約一時金は4,000万米ドル(現金3,000万米ドル、戦略的株式投資1,000万米ドル)、開発及び販売マイルストンは最大1億6,500万米ドル、ロイヤルティは対象地域におけるvamoroloneの純売上高に対して、10%台前半から始まる段階的ロイヤルティとなります。


核酸医薬とも併用され、既存ステロイド治療を置き換える可能性

・DMDに対する治療薬では診療ガイドラインに記載の通りステロイド治療が幅広い疾患段階で使用されています。一方で長期使用により、成長・骨代謝・白内障等への悪影響が懸念されております。vamoroloneは臨床成績結果からこれらの副作用を低減することが示されており、既存ステロイド治療を置き換える可能性があります。

・既存のステロイド治療との違いは、既存ステロイドは細胞の核内で骨代謝・成長抑制の副作用に関連する遺伝子を刺激してしまいますが、vamoroloneは刺激を抑えた設計になっており副作用の低減が臨床成績結果からも示されております。

・DMDに対しては、特定の遺伝子変異に対応する核酸医薬や遺伝子治療など、先端技術を使った治療法が開発されていますが、vamoroloneはこれらとも併用されるため、競合にはなりません。


DMDの診療ガイドライン(一部抜粋)と治療経過:ステロイド治療は診療ガイドラインでも記載


ステロイド治療の副作用:ステロイドは標準的に使用されるが、長期投与による課題も多い



2030年ビジョンの達成に向け大きく前進

・我々は2030年ビジョン(売上高500億円以上、営業利益率30%以上)において新製品売上100-150億円を掲げておりますが、vamoroloneの貢献に期待頂けたらと思います。




小児・希少疾患の治療薬候補がパイプラインに加わることになりました。当社の事業開発チームは、今後も販売で高いシナジーが見込めるこれらの領域をはじめ、開発品・製品の導入を加速してまいります。
当社は今後も患者さまやそのご家族・介護者のみなさまのアンメットニーズを解決するため、革新的な医薬品を日本・APACにお届けすることを目指していきます。

引き続き宜しくお願い申し上げます。