2025年9月30日火曜日

AbbVie社との創薬提携における進捗で10百万ドルを受領

  皆様、こんにちは、IRヘッドの都築です。

神経疾患をターゲットとしたAbbVie社との創薬提携で、24年6月に続く2番目のマイルストンを達成しました(プレスリリース)。これにより当社は10百万ドル(約15億円)を受領いたします。本マイルストンは、大半を2025年に残りを2026年以降に収益計上をする予定です。

AbbVie社とは2022年8月から神経疾患の創薬提携をスタートしており(提携開始のプレスリリース)、2024年6月に創薬提携における最初のマイルストンを達成しております(プレスリリース)。今回は2024年6月に続く2番目の進展になります。


2022年の契約では初期マイルストン(最大40百万米ドル)、開発・販売に係る総額マイルストン最大12億米ドル、販売高に応じた段階的ロイヤリティを受領する権利を有しておりました。今回達成した具体的な内容やターゲットとなっているGPCRの詳細は残念ながらお話しすることはできませんが、2024年6月に引き続きアクティブに進捗していることがお分かりいただけたと思います。AbbVie社は神経疾患領域に占める売上高の割合は高いです。当社も同領域で創薬提携ができており、今後も同様の進捗が報告できることを楽しみにしております。

AbbVie社の2024年売上収益における疾患領域別割合



出所:AbbVie資料より当社分析

9月の学会ではWorldSleep2025が開催され、提携先Centessa社の競合企業では武田薬品工業のTAK-861、AlkermesのALKS2680の臨床結果が発表されました。9月1日以降の株価のパフォーマンス(9/1-9/26)ではCentessaが約+39%、武田薬品工業が約-1%、Alkermesが約-4%となっております。
10月の学会ではESMO2025が開催予定です。自社開発品のEP4拮抗薬NXE-0039732の臨床結果を公表予定です。

今後とも宜しくお願い申し上げます。