2019年11月14日発行の日刊薬業ニュースにおいて、「そーせいグループは11月12日、レビー小体型認知症治療薬として開発中の選択的ムスカリンM1受容体作動薬HTL0018318の国内臨床第2相試験を中止すると発表した」との記載がありましたが、これは当社の第3四半期決算短信(11月12日)を基に記載されたもので、試験の中止については第2四半期決算資料(8月13日)の中で既に発表しております。 詳細については下記、短信からの引用をご参照ください。 尚、日刊薬業ウェブサイトにて発表日の訂正が既に掲示されております。
2019年8月13日、当社グループとAllergan社とのグローバルなR&Dの提携における研究開発活動の最新の状況につき報告しました。本提携は、アルツハイマー病及びその他の神経障害に対する新規ムスカリン受容体作動薬の開発を対象としたものであり、順調に成果を上げています。脳内のムスカリン受容体を標的とする選択的低分子M1、M4、及びM1/M4デュアル作動薬のポートフォリオに対する取り組みを行っているところです。新規治療薬候補になり得る複数の化合物が創製され、初期段階の開発が行われています。HTL0018318(選択的M1受容体作動薬)に関する臨床開発活動については、2018年9月に公表したサルを対象にした試験で予期しない毒性所見が見出されたことに伴う自主的中断を継続します。この毒性所見に関しましては、現在なお精査中であり、詳細な結果に関しましては、2019年末頃にお知らせする予定です。当社グループは、引き続きDLBを対象にした新規療法の開発に全力を注ぎますが、日本のDLB患者様を対象に行うことを予定していたHTL0018318の第Ⅱ相臨床試験(NCT#03592862)については、中止することを決定しました。2018年9月にHTL0018318の臨床開発の自主的中断を決定した時点で進めていた準備活動は、それ以降中断しています。当社グループでは、今後、臨床試験計画の刷新が必要になると考えており、この決定は、必要とされない臨床試験活動に伴う支出を最小限にとどめるために行ったものです。当社グループは、医薬品医療機器総合機構(PMDA)へHTL0018318(あるいは別の新規M1作動薬候補)の新たな治験届を将来再提出する予定です。