2026年4月20日月曜日

AbbVie社との創薬提携において3件目のマイルストン達成、10百万ドル受領

皆様、こんばんは、IRヘッドの都築です。

神経疾患をターゲットとしたAbbVie社との創薬提携で、24年6月、25年9月に続く3件目のマイルストンを達成しました(プレスリリース)。これにより当社は10百万ドル(約16億円)を受領いたします。本マイルストンは、大半を2026年に残りを2027年以降に収益計上をする予定です。

AbbVie社とは2022年8月から神経疾患の創薬提携をスタートしており(提携開始のプレスリリース)、2024年6月に創薬提携における最初のマイルストンを達成(プレスリリース)、2025年9月に2件目のマイルストンを達成(プレスリリース)、今回は2025年9月に続く3件目の進展になります。

2022年の契約では初期マイルストン(最大40百万米ドル)、開発・販売に係る総額マイルストン最大12億米ドル、販売高に応じた段階的ロイヤリティを受領する権利を有しておりました。今回達成した具体的な内容やターゲットとなっているGPCRの詳細は残念ながらお話しすることはできませんが、アクティブに進捗していることがお分かりいただけたと思います。


当社のコーポレートプレゼンテーション資料におけるイベントとして、下記イベントは順調に進捗しております。
CentessaのORX750/cleminorextonに関してはCentessa/Eli Lillyの進捗発表を我々も待っている状況です。Eli Lillyの決算発表は米国時間4月30日です。


今後とも宜しくお願い申し上げます。

2026年4月14日火曜日

台湾における不眠症治療薬ダリドレキサントの製造販売承認取得

  皆様こんばんは、IRヘッドの都築です。


本日、台湾においてQUVIVIQ®(ダリドレキサント、台湾製品名:科唯可®)の承認取得を発表しました(プレスリリース)。特筆すべきは以下2点かと思います。

・患者数400万人から500万人の台湾において承認取得

迅速審査指定制度(Streamlined Review Designation)を通じた承認


当社は製剤を供給し、Holling Bio-Pharma Corp.は申請・承認、流通および販売を担います。当社は今回の承認に伴いマイルストンを受領(金額は非開示)、販売に関する初期マイルストンや、純売上高に対するロイヤリティおよび製品供給による収益を受領する権利を有しています。QUVIVIQ®は、日本の承認申請資料を活用し、TFDAの迅速審査指定制度(Streamlined Review Designation)を適用して承認されました。同制度により、台湾での審査期間短縮を実現し、申請から約半年で承認を取得することができました。

今回の承認は当社にとって日本に次ぐ新たな市場での市販後製品の提供の第一歩となります。現在韓国でも薬事審査が進行中(参考)ですが、ネクセラファーマの製品を通じて日本のみならず、様々な国の患者さんの健康にますます貢献できるよう、引き続き取り組んでまいります。


引き続きよろしくお願い申し上げます。

2026年4月13日月曜日

M1/M4作動薬NBI-1117570のP2試験開始で22.5百万ドル受領

 皆様、こんにちは。IRヘッドの都築です。


本日、M1/M4作動薬NBI-1117570に関して統合失調症に対するP2試験の最初の被験者投与開始を報告し、Neurocrine社よりマイルストン受領を発表しました。金額は22.5百万米ドル(約35.7億円)であり、リリースに記載の通り全額1Qに計上される見込みですので、1Q決算を考える上でも重要な要素の一つとなります。


現状のNeurocrine社が進めるムスカリンプログラムの現状は以下の通りです。


同プログラムにおける最大の注目は、M4作動薬NBI-1117568のP3試験結果であり2027年にも一部試験結果が公表予定です。M1受容体作動薬NBI-1117567に関しては、2026年にフェーズ2試験を開始する計画をNeurocrineが示しております。M1受容体作動薬に関しては、本提携に基づき開発される全適応症において、一定の例外を除いて、当社が日本での開発販売権を保有しております。今後のプログラムの進捗を心待ちにしております。


4月9日にはEli Lilly社との糖尿病及び代謝性疾患における複数のターゲットを対象にした研究開発・商業化に関する提携(ターゲットは契約により非開示)において2つ目の開発マイルストン達成、マイルストン受領(金額は契約により非開示)を発表しました(プレスリリース)。2025年6月に続く進捗となります。Eli Lilly社は先日、当社提携先Centessa社の買収合意も発表しており、当社におけるEli Lillyの存在感はかなり大きいものになってきております。


当社の1Q決算は5月1日(金)15時半を予定しています。
Eli Lillyの決算は米国時間4月30日であり、買収合意したCentessa社のパイプラインに関する進捗コメントがあるかどうかに、当社としても注目しております。


引き続き宜しくお願い申し上げます。


2026年4月1日水曜日

Eli LillyによるCentessaの買収発表

皆様、こんにちは。IRヘッドの都築です。 


昨日、提携先であるCentessa 社を、Eli Lilly社が買収を発表しました。
率直に大手製薬企業であるEli Lilly社がCentessa社のオレキシンプログラムをしっかりと評価してくれたことを嬉しく思いますし、上市された際には製薬業界で最も時価総額の大きなEli Lilly社が販売してくれることを心強く感じております。

Centessa社のニュースリリース全文は、以下リンクのよりご参照ください。
Lilly to acquire Centessa Pharmaceuticals to advance treatments for sleep-wake disorders – Centessa Pharmaceuticals


我々が伝えたい要点は以下の3点です。

  • Centessa社のオレキシン2作動薬シリーズ(cleminorexton/ORX750、ORX142、ORX489)は当社とCentessa社が共同で生み出しました。これら3つを含めた全てのオレキシン2作動薬シリーズについて、マイルストンとロイヤルティを受領する権利があります。また過去の契約の経緯から、Centessa社の株式の一部も保有しています
  • 製薬で世界1位の時価総額を誇るEli Lilly社により、オレキシンプログラムの価値最大化が期待できます。売上の最大化に加え、展開地域の拡大、さらに適応症は現在の睡眠・覚醒障害にとどまらず、より幅広い神経領域へ展開される可能性もあります
  • 当社はEli Lilly社と、現在も代謝疾患および肥満症領域において提携関係にあり、今回の発表を通じて、当社のサイエンスが改めて高く評価されたと考えています

今後の注目は、ORX750のP2a試験の続報結果になります。
当社では2025年11月のデータ速報の際にも、ブログでコメントしており、これらのデータのアップデートに注目となります。ご参照ください。
下記は競合薬含めたEvaluate Pharmaによる売上コンセンサス(2026年3月末時点)です。これらの予想がどのように変化していくのかにも注目したいです。


引き続きよろしくお願いいたします。