みなさんおはようございます。CFOの野村です。
昨晩、米センテッサ社が、当社がライセンスしているオレキシン2作動薬について、第26回欧州睡眠学会(Sleep Europe 2022:9/27~9/30)でポスター発表を行うことをアナウンスしました。詳細はこちらをご覧ください。
【発表の主なポイント(リリースより)】
- この化合物が当社のStaR技術を使って、結晶構造解析とクライオ電子顕微鏡による構造解析から生まれたこと
- ナルコレプシー1型の動物モデルで有効性(覚醒促進およびカタプレキシーの軽減)が確認されたこと
- オレキシン2受容体に対して、オレキシン1受容体の1,000倍以上の選択性があったこと(ターゲットに正確に作用していること)
オレキシン2作動薬をナルコレプシー治療薬として開発しようというのは、武田薬品をはじめ、直近では住友ファーマがフェーズ1試験を開始しグローバルの権利をJazz社にライセンスするなど、注目が高まっている領域です。武田薬品の過去の資料(参考)では、ビーク売上高のポテンシャルは世界で約5,000億円~8,000億円と推定されています。
まだ非常にアーリーな段階ではありますが、当社のStaR技術がによって精密にデザインされた開発品が有望な結果を出しつつあること、またこの領域では臨床後期まで開発が進んでいるプログラムもまだないことから、センテッサ社の今後の開発進捗に是非期待したいと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いします!