2023年10月5日木曜日

Verily 社との提携が進展

みなさんおはようございます。CFOの野村です。


先ほどのリリースの通り、昨年1月のVerily社(米グーグルなどを傘下に持つアルファベット社の子会社)との戦略的提携から、炎症性腸疾患(IBD)に対して効果が期待される最初のGPCRターゲットを選定しました(参考)。 Verily 社は免疫疾患を幅広くカバーする、患者さまと健常人の免疫細胞のシングルセル解析からなる膨大なデータを基盤とした「Immune Profiler」を持っており、これを我々のGPCRに対するノウハウと融合させることで、これまでよりも格段に精度の高い創薬(ファーストインクラスのターゲットに対して高い臨床試験の成功率)を実現するのが、この戦略的提携の狙いです。


今回、18ヵ月という比較的短期間でターゲットの特定と検証を完了することができ、Verily社との提携が当社にとって非常にパワフルな創薬アプローチであることが分かったことに、社員一同、とても喜んでいます。我々は今回特定された最初のターゲットの開発を進めると同時に、がんなども含む幅広いその他の免疫疾患に対しても、引き続きVerily社とのアプローチから新たなターゲットが生み出されることを期待し、全力で創薬を進めていきます。


薬を世の中に出すことは残念ながら一朝一夕には成し遂げられませんが、今後も十分な治療法に乏しい病気の患者さまのお役に立つべく、最先端のサイエンスを最大限活用し、これまでにない薬を世に生み出すために着実に歩みを進めていく所存です。


今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!